先物取引

ユーロ、一時108円台01年11月以来の円高

2010/06/07 18:11

週明け7日の東京外国為替市場の円相場は、ハンガリーの財政不安から欧州の金融システムに対する懸念が再燃してユーロで急反発、一時1ユーロ=108円06銭近辺を付けた。2001年11月中旬以来、約8年7カ月ぶりの円高水準。対ドルでも円は一時1ドル=90円97銭まで反発した。午後5時現在は前週末比1円23銭円高ドル安の1ドル=91円47~50銭。ユーロは3円99銭円高ユーロ安の1ユーロ=109円05~09銭。新政権発足直後のハンガリーで前政権による財政赤字隠し疑惑が表面化したことで、ユーロがドルや円などの主要通貨に対して売られた。夕方にユーロが109円台まで切り返したが、前週末に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で有効策が示されなかったことから買い戻しは限定的だった。対ドルでも、米景況感への懸念などから円が買われた。市場では「疑心暗鬼が根強く、欧州連合(EU)などが何らかの対応策を打ち出すまで、積極的にはユーロを買いづらい」(外為ブローカー)との声が出ていた。

【共同通信】